家族やパートナーとの関係についての相談は一人か一緒、どっちがいい?
ご家族やご夫婦、パートナーとの間で悩みでのご相談のときに、一人で相談に行った方がいいか、それとも一緒に相談に行った方がいいかとお問い合わせいただくことがあります。
こうお問い合わせいただいた場合は
「できれば一緒に来てください」
とお伝えしています。
なぜなら、家族や夫婦の関係性やコミュニケーションにダイレクトに介入する方が変化が早い場合が多いからです。
家族や夫婦、パートナーとの関係はそれぞれの言葉や行動でお互いの反応をコントロールして、お互いに影響を受けています。
それがいい関係になることもそうではないこともあるため、家族やパートーナーとの間で悩みが生まれることがあるのです。
そしてとても切ないのがその悩みや問題が、お互いに「気を遣った結果」取った行動だったりすることが意外と多いということ。
お互いのことを思っての行動だったのに、実はその行動が悩みを生んでいることもあるのです。
お互いの気持ちが同じ方向を向いているのに、なぜかうまくいかないことは、実はこう言った切ない気持ちのすれ違いで生まれることがよくあるのです。
一人一人、家族への思いを話していただくことはとても大切なことです。
ただ、これからも一緒に生活をしていく中で問題を抱えている場合は、家族やパートナーの間で起きていることをまるっとアプローチして関係修復をしていくことが近道なのではないかと思っています。
個々の考えを変えることより、家族や夫婦のシステムそのものを最小限の変化を生むことで、結果的に大きな変化につなげる。
問題解消のルートの最短距離を通るにはこのように考えることを大切にしています。
もちろんいつでも家族やパートナーと一緒にお話いただかなければいけないというわけではありません。
DVや暴力、家族やパートナーがいたら話しにくいお話もあると思いますので、その際はお一人でお話ししてください。
「こういう場合はどうしたらいいのだろう」と迷った時は事前にご相談ください。